2016.07.27 Wednesday/ |
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交通事故などの外傷による脳挫傷やびまん性軸索損傷により、また脳出血などの脳の疾病によって高次脳機能障害は発現します。
受傷機転、または発病の前後で下記のような症状が見られる場合、高次脳機能障害の可能性があります。 ■記憶力が低下した ■怒りっぽくなった、 ■複数の動作を同時にすることができない、物事を順序だてて取り組むことが困難 ■幼稚な言動、行動がみられる ■感情が鈍麻している ■本人は自分が変わったこと、できなくなったことなどに気づかない 上記の症状の一部でも該当する場合は高次脳機能障害の可能性があります。 ・高次脳機能障害の特徴的な症状 高次脳機能障害の特徴的な症状は、「記憶力の低下」「些細なことで切れやすくなった」「意欲の低下」「幼稚な行動」「感情鈍磨」などです。物忘れや記憶障 がい、感情を抑制する障がいなどが現れます。麻痺などの身体的な症状が見られない場合も多いですので、医療機関においても見過ごされている場合もありま す。 ☆びまん性軸索損傷の基礎知識☆ 交通事故では頭部への衝撃により、びまん性軸索損傷(DAI)と呼ばれる脳の損傷を受けて、重い高次脳機能障害が残ってしまうことがあります。 ここでは、びまん性軸索損傷(DAI)の概要について記載しています。 1.びまん性軸索損傷(DAI)とは 脳外傷は、局所性脳損傷とびまん性脳損傷に大きく分けられます。 局所性脳損傷は、外傷の直線的な衝撃が脳の限られた部位に集中することにより生じる損傷です(脳挫傷、頭蓋内血腫など)。 これに対して、びまん性脳損傷は、回転加速度を生じるような衝撃(剪断力)による損傷で、脳全体に脳実質損傷が生じます。 びまん性軸索損傷は、びまん性脳損傷のひとつで(脳震盪もびまん性脳損傷のひとつとされています)、脳に広範な剪断力が加わることによって、軸索(指令を出すための長く伸びた繊維)に断裂が生じることをいいます。 2.びまん性軸索損傷(DAI)の症状 受傷直後から高度の意識障害が生じます。 退院後の症状として、記憶障害、集中力や判断力の低下といった認知障害と攻撃的になったり、感情が変わりやすいといった人格変化が現れることが特徴です。 読んでくれてありがとうございます。
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